預けた荷物を受け取った後にバンクーバー駅に着き、シアトル行きの列車に乗る予定で駅の構内に入り、シアトル行きの表示がある列に並んだ。
シアトル行きのアムトラックは、
列車ではなくバスだった
駅で待っている時、アムトラックのチケットはバスだとわかる
しばらくすると列の近くにバスが止まった。
私は駅になぜバスが止まったのかよくわからず隣で並んでいた人に『このバスはシアトル行きの列車に乗る場所に行くのか』と聞くと、『シアトルにはこのバスで行く』との事。
『アムトラックの乗車券を買ったが、列車では無いのか』と聞くと、『アムトラックは鉄道会社だが、パスも運行している。』と言われ状況がわかり始めた。
アムトラックのシアトル行きの乗車券は、バスだった事をここで初めて理解した。
ちなみに駅で待っていた所にはプラットホームがなく、鉄路はあるがバスも車も自由に入ることができる所だ。
後にわかった事だが、コロナの影響で国境を越えるバンクーバーとシアトル間の人の往来は最近まで厳しく、最近になって制限が緩くなって来た。
しましまだ全体的には少ないので、列車は運行せずバスだけが運行している。
なお 2022年9月26日からバンクーバーからシアトルのアムトラックの列車が復活した。
今回の楽しみの一つがアムトラックでの列車の旅で、カスケードラインと名付けられた景観が評判の路線だったので、少しがっかりした。
バスはやや内陸側の道路を走るので景観は列車より期待できないが、それでも多少は景観も楽しんで、のんびり出来るだろうと気分を切り替える。
バスの旅では山は見えるがやはり海側をあまり走らないので、海はほとんど見る事もなく進んでゆき、アメリカへの入国地点に入る。
国境を越え、カナダからアメリカへ
バスは国境のチェックポイントで停車し、全員が全ての荷物をもって降りる。
ここでパスポートチェックや荷物の申告はあるが、アメリカ、カナダ間の陸路のせいか空港のような緊張感は全く無い。
全員がチェックを終わるまで30分程度かかるがまた全員がバスに戻ると、シアトルに向け走り出した。
シアトルに到着
シアトルのダウンタウンが車窓越しに見え出したら、しばらくしてシアトル キングストリート駅(以下シアトル駅)についた。
趣を感じる歴史のある駅舎だが、日本とは異なり駅には人は少ない。
ホテルまでバスに乗る
駅からバスに乗るため外に出るが、午後8時だがまだ明るく人の往来もある。予約したホテルはダウンタウンにあり、有名なパイク・プレイス・マーケットも近く、駅からバスに乗る。
シアトルのバスに乗るとカナダのバンクーバーでは気づかなかったが、マスクが自由に使えるように、車内に無料で供えられている。
また乗客が乗ってくる時は、運転席の横にあった透明の仕切りが、乗客が中に入った後は右後ろに90度回転して、運転手の後方に仕切りが移動する。
運転手をコロナ感染から予防するために設置されたのだろうと思う。
ムーアホテル 価値あるエコノミーホテル
Lonely Planet 掲載
グーグル 4.0/ 5
トリップアドバイザー 4,0/ 5
ホテルの近くの停留所でバスをおり、ホテルに行った。ムーアホテルでという名前で、シアトルでは1泊のため、ダウンタウン中心で便利なロケーションにあり価格も手頃だったのでホテルにした。
ちなみにエアビー民泊も考えたが、エコノミーホテルとの価格差はさほど無いように感じた。
ムーアホテルは建物が古いが、一人では十分な広さでバストイレなどの設備も全く不自由はなく、このロケーションとこの価格だと十分に満足である。
もう9時になり、夕食を近くで探すとカフェがあったので、そこでサンドを食べる。
普通のカフェだが、サンドとボトルウオーターのチップ込みで1,800円。物価はアメリカでもあり、シアトルという事もあるのか、カナダのバンクーバーより総じて高い。
パイク・プレイス・マーケット周辺 夜の景色
ここから海とパイク・プレイス・マーケットが近かったので、行ってみる事にした。
9時半くらいだとさすがに日は完全に沈んだが、うっすらと夕焼けが見える。パイク・プレイス・マーケット内は閉まっていたが、営業している店も少しだけあった。
10時にはすっかり暗くなったので、部屋に帰り、眠りについた。
次の シアトル パイク・プレイス・マーケット に続く