アメリカ往復航空券を安く買う
総費用 現地11泊 52万円 LAからNY 安く楽しむ旅

旅はお金がかかり、一人旅はさらに費用がかかるもの。
しかし費用を最優先すると、

 航空券最安値の1月中旬〜2月は寒い上に日がすぐ暮れる
安い宿はセキュリティーが心配
ファーストフードばかりだと飽きるし、健康にも良くない 
    など旅が楽しめない事も

しかし安く買える方法や費用を抑える情報を身につけた上で、自分に合ったチョイスをすると、満足度の高い楽しい旅ができると思います。

1人旅の費用と、往復の飛行機代などの交通費を安く買う情報に加え、安くても旅を楽しくできる情報を今までの12回150日以上のアメリカ旅行の体験も交えて詳しく解説します。

費用と楽しさのバランスが取れた自分のスタイルの旅が楽しめるよう、安く旅する情報と私のチョイスの背景が参考となれば嬉しいです。

NY ブルックリンの公園
目次

旅の費用 内訳

一人旅の総費用 約52万円(3,700ドル)

2023年5月10日~22日の現地11泊12日 
羽田→ロサンゼルス朝到着して1泊→機内1泊→ピッツバーグ2泊→ワシントンDC2泊→フィラデルフィア2泊→ニューヨーク3泊後に深夜便で羽田へ

この費用で食費などは贅沢できなかったが、全体的に十分に満喫できた。

もし2人での旅行なら、宿泊費やライドシェアなどが半額近くになり44万円(3,100ドル)程度。
また旅行時はドルが約140円だが、2〜5年前の平均110円程度だと一人旅で約41万円、2人だと34万円。

パック旅行との比較

9月のパック旅行を見ると、LA、NYの2都市周遊 現地5~6泊で飛行機、宿泊(2名1室利用)のみで 30〜50万円

私の今回の旅は、LA,、NY含む5都市 現地11泊で飛行機、宿泊(2名1室想定)のみだと 約33万円
(明細は以下の内訳を参照。宿泊費は2名1室を半分で想定)


宿泊所のグレードの違いはあるが、大幅に安く行けた。

費用の内訳

アメリカへの往復飛行機代 
羽田からLA52,000円 NYから羽田109,000円 計161,000円

アメリカ国内で移動の交通費
飛行機2回、鉄道2回 計86,000円

今回は以上2つを安く楽しく旅する情報について詳しく解説します。

NY近郊の街でテイクアウトしたイタリアン料理 約4,000円だが2回に分けて食べた半分の量
  • 宿泊費(10泊)164,000円
  • 食費(12日)67,000円、
  • 観光にかかる交通費・施設入場料など39,000円

以上3つは別の記事で詳しく解説します。

ワシントンDCで止まった民泊のテラス

アメリカへの航空券を安くお得に買う

アメリカへの往復の航空券は、旅の中で大きな出費となる。
事前にしっかりと情報収集して安い航空券を手に入れたい。

旅の時期

1月中旬から3月初旬までが一般的に最安

だが、アメリカでも地域によって異なる。
例えば、2月はNYなど東部や中西部では完全に観光のオフシーズンで航空券は安いが、寒すぎる、日が早く暮れるなどのデメリットがある

一方で南部や西海岸は冬でも比較的暖かくピークシーズンとの差が少ない。

5月中旬〜6月、9月〜11月は狙い目

比較的価格が落ち着いていて、旅にもいい時期。

GW、お盆、年末年始などホリデーシーズンの前後で安値が出る事もある。

NY ブルックリンブリッジ 5月18日20:00 夕暮れの頃

価格の相場をスカイスキャナーで比較検索

スカイスキャナーという航空券の比較検索サイトでは、出発地、目的地、日付を入力すれば最安値、最適、最短のフライトと価格が比較でき、予約もできる。思い立った時から相場やルートを把握しておくと良い。

注意点として、アプリではZIPAIRが出てこない場合がありWEB版を使う事をお勧めする。逆のケースは見ないが、大きな買い物なので両方確認するに越した事はない。

上の左と右は2日違いだが、10/31にはユナイテッドが急にバーゲン価格を出した例。
10/30はアメリカンが羽田の昼発便を68,240円で出してきた。この後は各社がバーゲン価格を出す可能性も。

価格の動向を見てチケットを購買

一般的には、早ければ早いほど安いチケットが買えるというが、旅の予定日まで半年以上ある場合は、少し価格の動向を探る事をお勧めする。

気になった便の航空会社の公式サイトで座席の埋まり具合が把握できれば、今後の価格動向の指標にもなる。

2~3日の違いで、大きく価格が変わる場合もあるので、日程に余裕があれば前後の日を調べる事もおすすめ。

2~3ヶ月前を切って急に価格が下がる事もある

実際に、私の買った5月10日の羽田からLAのチケットは、1月頃はZIPAIR以外の航空会社の中では最安値が10万円程度だったが、3月28日に急にデルタ航空で52,000円が出た時にチケットを予約した。

また他の人の例で、スペインの旅行を検討していてフライトを比較検討していると3週間後に安いチケットが見つかり、すぐに予約をいれて会社の仕事を調整して旅行に行ったと聞きました。

幸運にも無料でアップグレードしてくれたユナイテッドのプレミアムエコノミー

一般的には経由便が安い

 スカイスキャナーの検索では経由便も出てきて比較しやすいが、全てが記載されない場合もある。

特にLAとサンフランシスコ(SFO)からは、アメリカ全土、カナダや南米への便も多いので、乗り継ぎで安くできる事がある。

スカイスキャナーでLA、SFOまでと、そこから目的地までの便を別々にチェックする価値はある。
東京からLA、SFOへはフライトが多く、バーゲン価格も出やすい。

クラスの選択

最近はエコノミーでもクラスが2〜3つある場合があり、1番下のクラスは価格が安いがサービス内容が少し異なり、価格とサービスの違いと合わせて判断する必要がある。

例えばユナイテッドでは、エコノミープラス、エコノミー、ベーシックエコノミーなどがあり、座席指定の有無や預かり手荷物の無料の個数が異なるが、クラスの価格の差が大きい場合、小さい場合などまちまちである。

この日はエコノミーでも深夜発と夕方発で大きな違いがある。深夜便は全日空の運行

LCCのZIPAIR

価格的には魅力がある

ZIPAIRと大手の例としてユナイテッドの追加料金、サービスなどの違いは、以下を参考にして下さい。
成田、羽田からアメリカ、カナダへ安い航空券の比較 LCC ZIPAIR vs 大手航空会社 ユナイテッド航空

ZIPAIRが、今は成田からLA、サンフランシスコ、サンノゼへの定期便があり、安定して安いのは他社の価格にも影響して、とても助かる。
シートピッチも大手のエコノミーとかわらないので快適性に大きな違いはない。

追加料金とサービスの違いはおさえる

大手航空会社との比較では預かり手荷物、機内持ち込みなどの追加料金以外にも、大手が提供する2回の機内食とドリンク、オンデマンド映画などエンターテイメント、アメニティ、マイレージはない。
大手航空会社との料金比較は追加料金を調その他の価値を含めて検討する必要がある。

アメリカへの往復飛行機のチョイス

時期:2023年5月10日〜22日

アメリカへの飛行機代は最安値の時期ではないが、狙い目のこの時期は東部と中西部への旅行でメリットが多い。

  • 1年の中でも日本の春から初夏のカラッとした日のような気持ちいい気候。雨も多くない。
    (ワシントンDCでは5月下旬頃には一時的に雨のシーズンはある。)
  • 服装は軽装が主で、荷物があまりかさばらない。(重ね着できる長袖は必要)
  • 日が昇っている時間が長い上に、サマータイムで日没時間が遅く1日の長い間で活動できる。
  • 野外コンサートなどのアクティビティーも増えてくる。
  • 緑が茂って花も多く咲き、小動物や鳥も活動的になる。
ニューヨーク イーストビレッジ

利用した航空便

5月10日 羽田 16:45  ロサンゼルス 11:10  52,000円 デルタ航空 メインキャビン

5月22日 ニューヨーク 2:00 羽田 23日5:00 109,000円 ユナイテッド航空 エコノミー

前述したように、手荷物など必要な追加料金を含めた価格と価値は優先するが、出発と到着の時間/空港、直行か経由か伊j街にもその他サービス、マイレージの有無判断のポイント

羽田からLAへのデルタ航空の飛行機

買ったタイミング

東京からLA便は3月28日 約1.5ヶ月前の予約

1月からたびたび価格をチェックしていて、最初は東京からLAまではZIPAIRとデルタやユナイテッドの価格差は5万ほどあり、ZIPと他社の動向を見ていたが全体的に下がる兆しが見え、デルタが急に下がった3月28日にメインキャビン(下から1つ上のクラス)のチケットを予約した。

夕の暮れのLA サンタモニカ

NYから東京便は3月16日 約2ヶ月前の予約

NYから東京への便も最初は、LAを経由のZIPが最安値で、1月当初は他の便より5万円程度安かったが、3月初旬にユナイテッドが大幅に下げてきて、10万円程度で羽田行き直行便が昼発と深夜発の2つあった。

さらに下がる事を期待して1週間ほど様子を見ていると逆に5,000円〜10,000円ほど高くなったので、3月16日にNY発の羽田行きの深夜便のエコノミー(下から2番目のクラス)を購入した。

昼の便より5,000円程度高かったが、1日丸々をNYで過ごせる事に加え、運行がユナイテッドではなく提携先の全日空で、機内食やサービスが良い事も期待して選んだ。

LA経由でZIPAIRを使うと全体で1.5万円ほど安いが、手荷物代、食事代の負担が1万円程度別途かかり、経由便で待ち時間が長い事とマイレージやエンターテイメントの付加価値、深夜便を考えたうえでこの便にした。

アメリカ内の長距離移動の交通費を安くする

長距離移動の手段

飛行機、長距離バス、鉄道とレンタカーがメインの移動手段
安さでいえばバス、鉄道、飛行機の順で、レンタカーは多人数だと安い。

1,000キロ以上だと長距離バス、鉄道は時間がかかり便数も限られるので、飛行機がメインになるが、バス、鉄道もタイミングがあって車中泊ができる場合はオプションになる。

フィラデルフィアのアムトラックの案内板

米国内飛行機チケットを安く買う方法

時期

時期的には、クリスマスシーズンを除く12月〜3月が最安で。6〜8月は旅行需要がピークシーズン
しかしアメリカ国内線飛行機チケットはビジネス需要が一定数をしめるので、季節による変動は国際線ほど大きくない。

一般的には、ビジネス需要が多いエリアのシカゴ、アトランタなどは週末が安く、ラスベガスなどリゾートエリアは平日が安い。

大きなイベント(ビジネス、スポーツ、観光など)には注意
開催時期のエリアへの発着は大きく跳ね上がり、予約が難しい場合も

フィラデルフィアの日没直後の夜景

時間帯と経由便

早朝発や深夜着便は安い事が多く、経由便も安い事が多い。

しかし早朝発や深夜着便は、空港まで公共交通機関の便も少なく治安上の問題もあり、止むを得ずライドシェアやタクシーを使うと交通費が余分にかかる。

買うタイミング

国際線と同じ時期に、国内線もスカイスキャナーで早めに比較検索して全フライトと価格の動向を見る。

国際線同様に早期予約は一般的には安い。
5ヶ月以上先の場合など価格の動向を見るのもありだが、徐々に上がってゆく場合が多く、国際線のようなバーゲンが出ることも少ない。

考慮するポイント

手荷物代を含めた価格以外に発着の時間

国内線は基本的に食事が無く、手荷物料金、エンターテイメント、マイレージ、キャンセル、変更の対応などは各社異なる

着陸前の飛行機から見たワシントンD.C.の空港の

今回の旅 米国内便のチョイスと費用

LA 5月11日21:30発 ピッツバーグ5月12日5:05着 スピリット航空 33,800円 エコノミー

この区間は約4,000kmなので、飛行機の一択
LAとピッツバーグ間は、全体の便数が少ない中LCCのスピリット航空がの便が安く出ていて、5時間以上のフライトなので機内で寝て宿泊代をうかす事もできた。

国際線チケットの予約が確定した3月28日に予約したが、1月からは若干値上がりしていた。

ピッツバーグ 5月14日16:42発 ワシントンDC 同日18:00 着 アメリカン航空 エコノミー

この区間は約400kmで、飛行機のフライト時間は約1時間で、出発地の宿から到着地の宿まで実質約3〜4時間で価格は1.5万円前後から

バスは1日に4便グレイハウンドが走っていて、6〜7時間で宿から宿だと実質プラス1時間で価格は1万円程度。
深夜便のバスだとさらに1泊分の宿代を浮かす事ができたが、疲れを考慮した末に飛行機を選んだ。

一方レンタカーは4時間程度で乗り捨て代とガス代合わせても2.5~3万円程度で、2人以上だとレンタカーは良いチョイスになる。

東部と中西部エリアの主要都市間は便が多く、直行便で不便な時間以外は価格も大きく違わないので、時間帯と価格でアメリカン航空に決めた。

ニューヨーク ペンステーションの案内

アメリカで長距離列車と長距離バスのチケットを安く買う方法

アメリカでは列車はアムトラック、バスはグレイハウンドが中心となる。

列車とパスが同じようなルートを走っている場合、バスは少し時間がかかるが価格はかなり安い。
一方で快適性で列車の人気は高い。

アムトラックは早期予約で安い事が多く、時間帯や日付で価格が大きく異なる事もあり、他社と競合するルートでは時々大きな値引きが出る事もある。

今回の旅のチョイス

ワシントンDCからフィラデルフィア アムトラック

フィラデルフィアからニューヨーク アムトラック

この区間はバスルートも各々2時間程度で価格も約3,000円程度〜と安いが、1.5時間で約1〜2万程度のアムトラックのビジネスクラスを選んだ

理由としては、列車の旅が好きで、ゆったりしたシートで食事や車窓からの景色と共に食事やコーヒーなどあれば、贅沢な旅のひと時が過ごせるからだ。

今回は、『アメリカへの往復飛行機代、アメリカ国内移動の交通費』を安く買える情報と、少し高くても旅を楽しくする情報を私のチョイスと共にご説明しました。

次回は『アメリカでの宿泊費、飲食費、観光費』を安く楽しめる情報をお届けしたいと思います。

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この記事を書いた人

還暦過ぎの爺で妻、息子、猫と一緒に東京に住む。

旅行、街歩き、食べる事(グルメとはいえない)、カフェでまったり過ごす事が好き。お金と時間がなく旅行に行けない時もガイドブックで旅の気分を味わい、総合旅行取扱管理者の資格も取得。

今まで国内45都道府県と海外28の国•地域を旅行。
東南アジアとアメリカへが多く、バンコク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークはそれぞれ6-10回程度訪問。

海外旅行のスタイルは一人旅が多い。
手頃な個室がある宿に泊まり、電車・バスなどを使って観光、街歩き、適度な食事を楽しむ。

61歳でリタイアして時間はある中で、限られたお金に加え円安は痛手だが旅への気力と体力があるうちに、無理してでも多くの旅を経験したい。

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