宿泊費は、航空チケットと並んで旅の大きな費用なので安く抑えたいが、宿は旅の楽しさを大きく左右するので、自分が満足できる宿泊所を選びたい。
そして同じ部屋ならば安い価格で予約したい。
ここでは宿を安く泊まるために安い時期や地域などの特徴や、安く予約する方法と、自分が旅行を通じて泊まった宿泊所の紹介をします。
情報を知った上で、自分のスタイルにあった宿泊所を検討して安く楽しい旅の参考となれば嬉しいです。
限られた予算の中で安く旅を楽しむ情報を、2023年5月および15回200日以上のアメリカ旅行の体験も交えて詳しく解説します。
宿代を抑える知っておくべきポイント
季節、日々の変動と地域による価格の違いを抑える
ホテルなど宿泊価格は各々の予約状況によって大きく変わり、ダイナミックプライシングと呼ばれ、一般的に早期の予約は安い事が多い。
季節的には、オフシーズンで地域により異なるが東部など寒い地域は1月中旬から2月が最安。
フロリダなど南部やLAなど南の西海岸は冬でも価格は下がらない。
またラスベガスなどアクセスの良いリゾートシティは週末は高いが平日は安く狙い目。
逆にビジネス需要の高いシカゴ、アトランタなどは週末が安い場合も多い。
１部屋あたりの料金設定が基本
2人以上だと、1人当たりの料金は安い。
例として、ダブルベッド2つの部屋では、4人でも1人でも料金が変わらない事が多い。ただし、宿泊所によって、人数制限が異なる。
宿泊所の価格を決める要因
- ロケーション
- 宿泊所のタイプと共有施設、設備、内部のセキュリティー
- 相部屋か個室か
- 部屋の広さ、グレード、設備
特にロケーションによる価格差は大きく、ニューヨークなど人気観光エリアかつビジネスの中心だと、同様のグレードあでも地方都市の立地と比較すると倍以上の差が出る。
人気のないエリアでは、アクセス以外にセキュリティ、周りの環境もチェック
夜は周りが暗く、外出ができない。食事を調達するのも不便な場所には注意する。
安く宿泊費を抑える方法
検索サイトで気になる宿泊所の最安値を調べる。
ホテル、モーテル、ゲストハウスの場合
エクスペディア、Booking.com、Trip.com、Agoda など多くのホテル検索サイトがある。
宿泊所によって最安値のサイトが異なり、すべてのサイトを調べるにはかなり時間をとるので、後述のホテル比較サイトやグーグルのエリア検索で絞るか、あえて一つのサイトとなるとエクスペディアを選ぶ。
ホテル比較サイトよりも直接にホテル検索サイトから入る場合は安い
トラベルコ、トラベルjp などのホテル比較サイトでは、各社の最安値を比較できて、選んだ会社のページにリンクするようになっている。
またグーグルのエリア検索でも、ホテルの価格を比較できる。
しかし例えばExpediaに直接アクセス場合は1ドル程度から、会員の割引価格が適用されて10％ほど安い場合があり、Booking.comでも同様に直接入るサイトに入る場合は、比較サイトから入る場合と比べて安い場合がある。
したがって最安値を狙う場合は比較サイトでチェックしてから、直接ホテル検索サイトに入ることをお薦めする。
早期に予約して、定期的にチェックして安値の時は取り直す
まずは早い段階で、キャンセル無料の宿泊所を選び予約しておく。
人気のありそうな宿泊所でも１〜２週間前まではキャンセル料が無料の所もあり、無料キャンセルの期限は把握しておく。
時間があれば１週間に1回程度、他候補を含めて価格チェックする。
通常は早いほど安い価格が多い。
しかし予約の埋まり具合やレートの変動で以前より安い価格が出た場合は、新たな予約をいれて以前の予約をキャンセルする。
民泊利用は、エアビーで検索
エアビー（Airbnb）は。民泊で一番利用されている検索サイトで、掲載している民泊の数が多い
エアビーの多くの民泊では、期限付きでキャンセル無料なので早めに予約して、その後は他の民泊施設も含めて、１週間に1回程度のチェックをして、他に安く気に入った民泊施設が見つかれば、改めて予約して以前に予約はキャンセルしてもいいだろう。
但し民泊の場合は、宿泊予約時点から宿泊予定者とのコミュニケーションが生じるため、価格が下がったとしても同じ所を新たに予約して、以前の予約をキャンセルするのは少し抵抗がある。
ホテル、ホステル、民泊など各宿泊施設の特徴、メリットなどは以下の記事を参考にして下さい。
アメリカ旅行 ホテル以外にも、民泊、ホステルなど知って、安く楽しい宿泊体験を！
アメリカ旅行 宿泊のチョイス
時期と費用：2023年５月10日〜22日 現地10泊 16.4万円(1,160ドル)
夏のピークシーズンの少し前で、宿は特に安い時期ではないが東部と中西部の旅行には良いシーズン。
全般的に天気がよく過ごしやすい。
どのような基準で宿を選んだか
価格は優先するが、相部屋は避けすべて個室を選ぶ。
どうしても泊まりたい場所がある場合（例えばLAのサンタモニカ）はそのエリアで探し、ロケーションは観光や移動に便利な場所を選ぶ。
ニューヨークでは全般的に宿代が高いので、中心から少し離れているがメトロやバスのアクセスが良い所を選ぶ。
泊まった場所、宿
5月10日 (水) LA サンタモニカ ユースホステル個室 1泊 24,900 円 (178.0 ドル)
LAに来た時は、今まで何回か利用しているお気に入りの宿。
価格はユースの個室利用のため特に安いオプションではないが、周辺ホテルに比べると格安
ロケーション サンタモニカの中でも抜群に良い。
有名なサンタモニカピア、ビーチまで５分、また周りには飲食店やショップなどが多く比較的夜も歩きやすい。
メトロレールの駅も近く他の場所の移動も便利で、周りは夜10時頃も安全な感じ。
キッチン、ダイニング、ランドリー以外にもラウンジやリーディングルームなどがあり遅い時間までゆっくり過ごせる
5月11日(木) の夜は、LAからピッツバーグの深夜便で過ごす。
5月12日(金)ー13日(土) ピッツバーグ 民泊 2泊 22,220 円 158.7ドル
エアビーのレビューで評判が高く、比較的便利な立地で利用した。
大きな都市ではないため価格は比較的安く泊まれた。
立地は、サウス・サイド・フラッツという住宅地の中の賑やかな通りにあり、食事やちょっとした買い物にも便利
観光地へのアクセスもバス便は充実している。
共有施設も備え付けられて、私は利用していないが、キッチンやランドリーも使える。
5月14日(日) ー15日(月) ワシントンD.C. 民泊 2泊 36,282円 259.1ドル
エアビーのレビューで評判が高くバストイレ付きの個室があり、アクセスが良いので利用した。
大きな都市なので、全体にホテルも民泊もやや割高な中、バストイレ付きの部屋としては割安。
立地は、ワシントンD.C.のメトロのユニオンステーションから２つ目のRhode Island Ave. から徒歩12分。やや下町の住宅地の雰囲気で、少し足を伸ばせば必要なものは入る。
ダイニング、キッチン、ランドリーが使えて、パティオやリビングでゆっくりできた。
5月16日(火) ー17日(水) フィラデルフィア アップルホステル 2泊 33,254円 (240ドル)
好きなガイドブック『lonely planet』のおすすめホステル。
観光、食事ともに便利なエリアで、施設が充実し個室があり価格も手頃。
ロケーションはヒストリックサイトの中で地下鉄の駅から5分程度。周りに店も多く夜も賑やかな場所にある。
ダイニング、キッチン、ランドリーなどに加えラウンジとプレイルームもある。
5月18日(木） NY ブルックリン Lホテル 1泊 17,613円 (125.8ドル)
好きなガイドブック『lonely planet』のおすすめホテル。
NYのマンハッタンはホテルも民泊も高く、ブルックリンでもバーゲン価格で泊まれた。
庶民的な雰囲気だが治安の悪さは感じない。メトロから徒歩7−8分で、アクセスは十分。
ホテルの最小限の機能はあり、無料の朝食もついていた。
5月19日(金) ー20日(土) NY郊外 ニュージャージー Teaneck の民泊 2泊 29,451円 (212ドル）
高いマンハッタンのホテル、民泊は避けて、安い宿泊所を探している中、NY近辺の落ち着いた郊外の家での民泊体験にも興味を持ち選んだ。
アクセスは少し不便で、タイムズスクエアから急行バスで約20分のバス停から徒歩8分、ローカルバスで約30分程度のバス停から徒歩約12分。
周りは閑静な住宅地で、レストランがバス停のあたりに少しある程度で必要なものはNYのマンハッタンで調達する。
NY郊外の落ち着いた暮らしぶりに、直にふれられた良い機会だった。
安く楽しく宿泊したい
安く宿泊するために知っておくべき情報を知った上で、宿泊所を決め予約すると安く楽しく自分のあったスタイルの宿泊ができると思います。
皆さんの楽しい旅行の参考になれば幸いです。
