エアビー(Airbnb)と民泊を知って、ホテルより格段に安くホテルとは違った魅力があるエアビー民泊体験を!
エアビーとはAirbnb(エアビーアンドビー)という会社名で日本の通称で、民泊施設を提供したい者を募集し掲載して、掲載した施設を利用したい者が宿泊施設が簡単に選べるようにマッチングを促進するアプリ・サイトを運営する会社名であり、アプリの名前でもある。
ちなみに民泊を詳しくいうと、個人や法人が所有の家の部屋の一室などをオーナー(ホスト)が、宿泊希望者(ゲスト)に提供する仕組みで、あえて言うと海外ではゲストハウス、日本では民宿がイメージが近いが、民泊と民宿の違いは後述する。
海外/国内で利用したい人へホテルや民宿との違い、メリットとデメリット、あっている人、選ぶ時のポイント、予約方法などを宿泊体験から詳しく解説します。
エアビーは民泊予約サービスの中でも宿泊所の数(リスティング)、利用者が多く、エアビーのおかげで海外国内ともに民泊が利用しやすくなった。
エアビーの予約システムには専業宿泊所も入っているが、ここでは一般的にエアビーの民泊について説明してゆく。
民泊とホテル、旅館、民宿などとの違い
専業宿泊業と異なる点
民泊はホストの所有物件で、ホストをメインに運営しているため、設備やサービスは各々で大きく異なる。
海外では国ごとに異なる法律があるが、規制が比較的緩いアメリカなどでは民泊の数は多い。
日本で民泊は一般の個人宅を中心とした宿泊で、建築基準法や消防法条の規制はないが、営業日数の上限が180日までと定められている。
一方、ホテル、旅館、民宿などの専業宿泊業は旅館業法に基づき、建築基準法などの基準を満たし、1年中営業できる。
民宿との違い
日本では民泊の数は少ない
日本では法規制のため、民泊の数は一部特区の地域を除き全体的には海外に比べて少ない
民泊の設備・施設、サービスの内容
民泊の部屋タイプ
個室
多くはこのタイプで、家の部屋の間借りのイメージ。
就寝スペースはゲスト専用の部屋があり、それ以外のスペースはホストや他のゲストと共用となる。
シェアルーム
就寝スペースは相部屋となり、その他のスペースも他の方々と共用することになる。
一軒家、アパートなどまるまる貸切
ゲスト専用の宿泊施設で寝室、バスルーム、キッチン、個別の専用出入り口がある。
一軒家、アパート(日本のマンション)1室などをまるまる貸しきるイメージで、価格も高い事が多いがグループだとお得な場合もある。
民泊の施設、設備
提供される設備とアメニティ
宿泊先の「提供されるアメニティ・設備」に全て詳しくリストアップされているので、料理や洗濯がしたい場合は設備を確認する。
設備は通常トイレ、シャワー(バス)があり共用と専用の場合がある。
キッチン、冷蔵庫、リビング、洗濯機なども利用できる場合がある。(設備があってもゲストは利用できない場合もある。)
エアコンは涼しい所ではついていない場合もある。
またアメニティではタオルはほとんどの所で提供され、シャンプーや石鹸は使える場合が多い。
民泊のサービス
ホストをメインに運営されていて、基本的な清掃やベッドメーキング以外のサービスは宿泊所により大きく異なる。
ホテルのようなサービスは有料でも提供していない事が多いが、コーヒーやバナナやスナックなどが無料で付いている所もある。
まれなケースだがホストが車で近所の案内をしたり、駅まで送ってくれたという話もある。
エアビー民泊のメリット
価格、費用
ホテルや旅館など個室の宿泊施設よりも格段に割安な所もあり、予算に合わせた民泊施設を選ぶことができる。
キッチンや洗濯機などの家電が備えられている場合もあり、食費や洗濯代などの節約にもつながる。
多くの場所に立地
観光スポットへのアクセスが便利な場所にも多くある一方で、他の宿泊施設が少ない地域でも民泊施設があったりして、特に住宅地には多い。
異文化に触れ、ローカルな体験ができる
特に海外ではローカルが実際に生活する場所で宿泊して、文化、食、生活様式などが身近に体験できる。またホストからローカル独自の情報が手に入ることもある。
ホストによっては、独自のサービスを提供してホテルなどよりもホスピタリティが高いと感じる人もいる。
また現地の人が実際に暮らす環境で、家の作り、インテリア、生活用品などを見る事ができる。
周りの住宅環境などと合わせ、日常生活のイメージもできる。
北米ではインテリアやダイニングの調度品に凝っていたり、パティオがあったりと興味深い体験ができた。
予約が簡単
エアビーの予約システムは、ユーザーが簡単に宿泊施設を検索・予約することができる。
宿泊施設の情報や写真、ホストのプロフィールも充実して比較検討がしやすい。
エアビー民泊のデメリット
設備、サービスにばらつきがある。
キッチンで使える機器、調理用品、ランドリーなどの設備の有無は宿泊所によって異なる。
写真と実物が異なる場合や、設備が古い、機能を満たさない場合もある。
清掃が行き届いていないケースや、当たり前と思うクレームに対応しない場合もある。
セキュリティ、プライバシーでのリスク
ホテルと異なり、施錠やドアの作りなどが十分でない場合があり、他の宿泊者のマナーの悪さが影響する事もある。
ホストとのコミュニケーションが必要
外国では特にコミュニケーションの問題が起こりうる。
またホストが不在の場合や、連絡が取れない場合もあり、対応に時間がかかることがある。
レアなケースだが、予約確定後に宿泊をキャンセルされる場合もある。
エアビー民泊をおすすめしたい人
価格重視で安い個室を探している人
ホテルのような設備、サービスは必要ないが、ホステルのような相部屋が苦手で、安い個室を探している場合に適している。
特に交通が多少不便な場所は価格が格段に安い場合もある。
サービスはホストによって一部対応してもらえる場合もあるが、基本的には期待しない。
異文化やコミュニケーションを楽しめる人
メリットにも少し書いたが、民泊ではローカルな異文化体験を直に感じられる。
暮らす場所、家は文化を反映していて、現地の貴重なローカル情報が聞けることもある。
海外では更にお互いの文化を紹介し合って、外国語の練習の良い機会にもなる。
暮らすように泊まりたい。
自炊、洗濯をしたいと思っている人
一般の家に泊まるのは民泊ならではの体験で、ローカルの生活の中で暮らすように泊まれます。
予約時には必要な設備を確認して使える所を選びましょう。
自炊の場合はしたい料理に適した調理用具があるか、また周辺には食材が調達できる店があるかの確認も必要。
洗濯したい場合、洗濯機と乾燥機の有無は確認して、洗剤は持ち込みが無難。
海外のエアビー民泊をおすすめしたい人
現地のコミュニケーションは何とかなると思っている人
海外では特にコミュニケーションがネックになり、少し不便を感じる事もある。
特にホストが家にいない場合のコミュニケーションは難しい場合もあるので、何とかできるという自信は力強い。
旅先での多少のトラブルは対応できると思っている人
旅先でのトラブルはつきものだが、やはりストレスにもなるもの。
場所がみつからない、チェックイン時のトラブルなどは受け入れるながら対応する気持ちも必要。
一方で、文化、価値観などが大きく異なり、あまり馴染みがない所は、レビューを参考にして慎重に考えても良いかもしれない。
エアビー民泊の予約方法
アカウントの作成とログイン
アカウントはメールアドレス以外にFacebookやGoogleアカウントでも作れる。
ログイン後はプロフィールの必要項目を入力し、その後本人確認を済ませて顔写真の掲載を完了すれば、宿泊の予約ができる。
宿泊先を選ぶ時のポイント
場所を決める
スマホのアプリでは画面上部に 行き先は?とタイトルが出ますので、そこをクリックして市区町村名、地域、駅などの地名を入力します。
地名は、私が利用した例では京都市でも銀閣寺(近くの名所)や出町柳(駅名)でも大丈夫です。
続けて旅行の日程と宿泊人数を入れる項目が表示され、こちらも入力して、一番下の“検索”をクリックします。
すると検索場所付近が中心の地図が表示され、地図上には多数の宿泊所の大まかな場所と価格が表示されますが、指定した場所からかなり広範囲になります。
移動、拡大して目的の場所を絞って価格や場所で気になった宿泊所をクリックすると、下にポップアップ画面が出て、それをクリックすると詳細な情報が見られます。
宿泊可能な場合、ある程度の位置は表示されますが、詳しい住所は予約後のみ表示されます。
民泊施設の詳細な内容を見る
写真と共に宿泊地周辺の情報、チェックインの方法、宿泊先の環境やエリアの特長、提供されるアメニティ・設備、レビュー、ホストの紹介、キャンセルポリシー、ハウスルールなどが細かく記載されています。
全て目を通すことは必要ですが、ポイントとして
- ベッドの数と1部屋に何人まで泊まれるか
- チェックインとチェックアウトの時間帯
- キャンセルの場合の返金のルール(キャンセルの期限や何%戻るのか)
- 自分が必要としている設備の有無(料理ができるか、洗濯ができるか)
- ハウスルール(アパート丸々や一軒家貸し出しの場合でもパーティNGやペットNGなど)
などの箇所は確認して、自分の宿泊スタイルや目的とあった場所を探します。
レビューを参考にする
宿泊した人のレビューはとても参考になりますので、しっかり読むことをお勧めします。
レビューから泊まった所の良い所、懸念点、ホストの人柄・対応、周りの環境などの情報が得られます。
レビュー数が多い場合はやはり信頼性は高いと思います。
スーパーホスト
エアビーでは、”期待をはるかに超えた最高のおもてなしを提供する、模範的なホスト”をスーパーホストと記載されます。
私はできればスーパーホストを選ぶようにしています。
予約する場所を決めた後
一通りの情報を見て比較し、予約したい所が決まったら、予約する をクリックします。
予約内容の確認画面になりますので、入力内容に間違いがないかどうかを確認します。
料金の詳細と支払い
清掃料金など別の項目が追加されている場合がありますので、最終の確認をします。
支払い方法の選択で、クレジットカードなど支払い方法の情報を入力します。
その後は利用回数により異なる表示が出ます。
エアビー利用が初めてや利用回数が少ない場合は、「予約をリクエスト」が表示されます。
送信前にお支払い情報の追加やポリシーと規約の確認、ホスト宛のメッセージ送信を行うことができます
最終の予約リクエスト
予約リクエストを送信後、ホストから通常24時間以内に返答があり、改めて本人確認の依頼が来ることがあります。
ホストがリクエストを承認すると、「予約ありがとうございます、楽しみに待っています」などのメッセージが届き、予約料金が請求されます。
簡単に返答しておくと良いと思います。
一方、24時間以内に返答がない場合はキャンセルとなります。
2. 何回か利用した場合
ホスト宛のメッセージを記入して「確認して支払う」をクリックすれば、予約が確定します。
予約確定後から宿泊まで
キャンセルと変更
宿泊キャンセルや宿泊日が変更になりそうな場合は、キャンセルポリシーを確認して、キャンセル料がかからない日付などの条件を予め把握しておきましょう。
また特別なリクエストや質問などがある場合は、事前にホストに連絡しておきましょう。
例えばチェックイン前やチェックアウト後に荷物だけ預かってもらうことができるか、などです。
宿泊地に向かう
詳しい住所が知らされるので、事前にGoogle Map で航空写真やストリートビューも使って調べると比較的わかりやすいです。
近くと思った場所に着いても同じような住宅地の中で目立たない場合もありますので、リスティングの写真に外観が掲載されていない場合などは、目印など前もって聞いておいても良いでしょう。
到着してチェックイン
前日までにはおおよそのチェックインの時間をホストに連絡しておくのが良いでしょう。
チェックインがうまくできない時に連絡が取れない場合もありますので、チェックイン方法は事前にしっかりと確認しておきましょう。
チェックインの方法は宿泊所によって異なり、詳細と手順は予約の旅程表ページで48時間前から確認することができます。
チェックインの時に宿泊所にホストがいる場合
玄関で呼び出しをかける場合が多く、ホストと会って部屋に案内されます。
ホストが宿泊地にはいない場合
セルフチェックインの場合が多いです。当日のチェックインの時間までにドアの開錠方法の案内があり、ドアのキーを自分で解錠します。
ダイアル式のキーだったり、ダイアル式のキーボックスに鍵が入っていたりする場合があります。
セルフチェックインがうまくいかない場合は、ホストとメッセージや電話で連絡を取ります。
なかなか連絡が取れない場合は、エアビーのカスタマーサポートにも連絡しましょう。
チェックインして自分の部屋へ
チェックインした後、自分の部屋に入ったら、自室の備品や共用設備の確認をして下さい。
特にホストが宿泊所にいない場合は、早めにバストイレ以外にやキッチン、ランドリーなど使える設備をチェックして、不足しているものや使い方などを確認しておくのが良いでしょう。
私の例では、アメリカでオーナーが別のところに住んでいて、共用バスルームのトイレットペーパーを探しても全く無く、エアビーのメッセージで連絡し補充してもらいました。
ホストとのコミュニケーション
特に外国ではホストとのコミュニケーションは民泊の貴重な体験の一つですが、あまり気にしなくても大丈夫です。
ホストがフレンドリーで気軽にコミュニケーションがとれる場合、英語の練習の良い機会と捉え積極的に話すようにしています。
一方でホストがドライな場合もあります。
こちらの応対もあなた次第で大丈夫と思いますが、ホストのイメージは、レビューで確認しておくと良いでしょう。
民泊施設での利用マナー
基本は他の人の家に泊まらせてもらう、他の宿泊者もいる、という考えで利用する必要があります。
ハウスルールはよく読んでおくと共に、清潔に使う、大きな音を立てない、無駄な光熱・水は使用しない、他の民泊利用者にも配慮するなどは基本マナーです。
なお一般的に日本人は清潔に使い、マナーが良いのでホストにも評判が良いと聞いています。
チェックアウトとその後のレビュー
セルフチェックアウトの場合、ホストがいる場合も鍵を預かっている場合は返却方法を確認しておきましょう。
チェックアウト後に荷物を預かってもらえる場合は、他の宿泊者もいるので貴重品は身につけて。
最後に部屋を出る時にホストがいる場合はしっかり挨拶を交わすと良いでしょう。
チェックアウト後はエアビーからメールで連絡が来ますが、今後の利用者のためレビューを書きましょう。
ホストもゲストのレビューを書きますが、お互いのレビューを書き終わってから公開されますので、ある程度率直な意見が今後の利用者にとってプラスとなります。
海外のエアビーを体験してほしい
最後に私はアメリカ、カナダでエアビーを利用して今後も利用したいと思っています。
海外の民泊に興味があり、自分に合いそうだと思う人にはぜひ体験してほしいと思っています。
私の体験談を交えたこの記事を通じて、エアビーの民泊がどのようなもので、どのように利用するかを少しでもわかり、皆さんの新しい民泊体験につながれば と思います。